ユート
2005年 11月 25日
下の文書は2度目だから・・・そう思って読んでください(´Д⊂
それは小さな願いでした。
何事もない穏やかな連載。ただ静かに過ぎていく物語。
何よりも愛しかったその漫画に、暗く静かに落ちた打ち切り。
最終回の鎖を断ち切る力、この手に得ることが出来るなら全てを捨てても構わないと。
スケート少年「ユート」・・・始まります。
ユート
全3巻 発売中
原作:ほった ゆみ
漫画:河野 慶
"ヒカルの碁"のほったゆみさんを迎えてジャンプでの連載が始まったユート。
その性格は軽く内気。正直ウジウジする雄斗にはイライラしましたよ(゚Д゚)
でも小学生ってこんな性格の子いるよね。
"ヒカルの碁"のヒカルもそうだったけど、ほったさんはリアルな小学生書くなぁ。
あまり好感の持てない雄斗でしたが、高月との勝負を見て一変。
しかし、高月がスラップではなく自分と同じノーマルの靴で勝負を挑んできたことで勝負に対する恐ろしさ、それと同時に勝ちたいという明確な意志が雄斗の中に芽生える。
こういう少年の成長は少年漫画らしくてスキスキな展開ですよ(゚∀゚)
負けたときの「なして~」とか、鳥肌モノ。
レースシーンもショートトラックだと戦略的なことが重視されるし、コーナーでの駆け引きや周回遅れのコトなどを考えなければならず、見所満載。
環境やショート・トラックなど、様々な難関に打ち勝っていく雄斗。
多少地味な感じもしますが、いい感じに連載が続いてました・・・。
が、アンケートが取れなければ打ち切りが信条のジャンプ。
地味なユートはアンケが取れず、武装錬金に続きその命を終えたのです・・・。
数々の難関に勝ち続けた雄斗も、ボボボーボ・ボーボボには勝てませんでした。
志半ばで散ったほったさん・・・。
今後書く予定だった物語を、最終回でダイジェストにして掲載した回なんかは、みていて涙が止まりませんでした。ほったさぁーん(´Д⊂
世の中には打ち切りになっても名作が存在するんです。
みなさん、時々でいいから、ユートのこと、思い出してあげてください・・・。