アイシールド21
2006年 03月 05日
アイシールド21
1~18巻 発売中
原作:稲垣 理一郎
作画:村田 雄介
現在ジャンプで連載している中では唯一と言っていい程の良質スポーツ漫画。
こういう良い漫画が増えてくれればなぁと思うけれども、結局は武装錬金を打ち切るような雑誌に(略
努力型の主人公・瀬那と周りを囲む蛭魔・栗田の情熱が読者の心に訴えかける作品。
展開的には王道中の王道だけれども、だからこその面白さがあると思う。
また少年漫画らしく必殺技もあるが、某・庭球の王子様とは違って行き過ぎたものではなく取得の努力と納得がいく理論説明がなされている。本当に丁寧だね(゚∀゚)
デビルバットダイブやハリケーン・ロデオドライブなどがぶつかり合うシーンはまさに必見。
特にお気に入りなのは13巻・賊学VS巨深の試合後の蛭魔と葉柱のやりとり。
どちらもアメフトが好きでチームをまとめる手段も似ている。が、周りにいる仲間の意識違い・・・それだけで、たったそれだけの違いで蛭魔は共に戦う仲間を手に入れ、葉柱は一人だった。
2人の差って本当にそれだけだと思うんだよね。だから葉柱の訴えには何度読んでも心にくるものがある。
仮面をかぶって戦ってきた瀬那が、アイシールドを外す時・・・。
ここまでくる展開が素晴らしかった。パシリだった瀬那がアメフトに出会い、楽しさや厳しさの中で仲間達と努力して周りに認められる。こういう少年漫画が増えるべきだって!