あなたの人生の物語


by b_inmyhead
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エイジ

反応終わりを待ってる間に、以前買っておいた重松清さんの「エイジ」を読んだ。

エイジ
重松 清
新潮社




研究室で読みながら涙をこらえるのに必死だったけども、幸い誰もいなかったので。
前に読んだ「疾走」もそうでしたが、重松さんの書く小説は何かくるものがあります。

「家族がもっといやな連中だったらよかったのに。父や母や姉のことを嫌いになって「あんな奴サイテーだよ」とか「死んだほうがいいよ」と言えたら、いいのに」

上のセリフで、主人公が言いたいことが凄く分かって、自分にも同じようなことがあったことを思い出して、でもそれはまだ続いてるのかもしれないと考え込んでしまった。
いい子を演じてるわけではない、けどある瞬間が演技のように薄っぺらに感じられて、どうしようもなく苛立つ時がある。けれどもその曖昧なものを誰にもぶつけられない。それは周りの奴らがどうしようもなくサイテーで、死んだほうがいい奴らじゃないことを知っているから。

疾走に引き続き、最高レベルに好きな小説になりました。重松さんの本をもっと読みたい。
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by b_inmyhead | 2006-06-06 22:18 | 日記